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春トライアル
   
2011 イーハトーブ 春 トライアル
 5月の連休は全国から28名のトライアルライダーが集まり、楽しい春トライアルとなりました。遠くは大阪、中部、長野、それに首都圏と、往復1500キロ、2000キロの道のりを、沢山のライダーたちがはるばる岩手まできてくれたことに、実行団員一同もあらためて感激でした。
前日のスクールに続き、春トライアルの日も絶好の天気に恵まれ、まだ山の上には残雪があるため、ひんやりとした春風が心地よいトライアル日和でした。
18のセクションは、林間あり、切り株あり、ぬかるみあり、岩場ありの変化に富んだ内容で、そのどれもが怪我の心配が無い地形に設定され、バタ足で出口を出るつもりなら出られるものの、クリーンを狙うととたんに難しくなるのでした。
あらためて言うまでもなく、イーハトーブトライアルは「ノーストップルール」で行われえますから、絶えず前進しつづけていなくてはなりません。しかし、多くのライダーは難しいポイントに差し掛かるとついついクラッチを切る癖のある人が多く、結果として前進を止めてしまうことになりやすいのです。クラッチを切らなければ前進しつづけるのですから、完全にクラッチを切るのではなく、ずっと半クラッチを保ったまま前進し続けるテクニックも必要というわけです。
さて、イーハトーブトライアルに限らず「トライアルはスポーツであると同時に点数ゲームである」という基本を理解し、「セクションでは出口を出ることが最優先」の考えを貫くことが良い成績につながるのですが、そこはやはり「向上心」あふれるライダーたちが多く、いかにクリーンするかを追求するあまり5点にはまるケースが続出しました。つまり「向上心より平常心」という考え方もトライアルには必要な場合が多々あるわけです(笑)
この日、激戦のネリを制したのは開催地の隣村、九戸村から来た浅水文雄さんでしたが、クリーンの数14は3位となった長野の宮本さんの15に負けたものの、かたや5点をふたつ取ってスコアが12点に対し、浅水さんはひとつも5点がなく、たったの6点というスコアが群を抜いて素晴らしい成績でした。浅水さんはなんと59歳で始め、まだ3年半しか経験がないトライアルですが、「毎週乗ってます」という練習熱心と、ダテに歳をかさねていないぜ…と思わせる落ち着きがそのまま実力として発揮されました。初優勝、おめでとー!
強豪ひしめくブドリも2位以下が接戦でしたが、優勝は2位に8点の差をつけた千葉から参加の古山誠一さん。十分に経験を積んだラインの読み、基本に忠実なフォームとアクセルコントロールの良さが光っていました。クリーンを狙うとすぐに5点…というセクションが多かったブドリで、5点がたったひとつだけという確実性の高さが古山さんの強みでした。イーハトーブトライアルではこういうタイプのライダーが上位になる傾向があるので、みなさんも今後そのような対策をなさってください(笑)
「できそうでできないセクションが多くて悔しい…」と大会後の感想をもらした参加者の言葉が示すように、イーハトーブトライアルでは中級者向けのブドリといえども、タイトターンとか、オフキャンバー、それにスリップしやすい上りなど、基本中の基本のようなセクションが多いので、逆に言うと基本ができていないライダーはさんざんな目に会うのです(笑)そういう方は次回の秋スクールにぜひどうぞ!
 
では、参加のみなさん、おつかれさまでした。また夏の大会、そして秋トライアルでお会いしましょう。 (万澤安央)
※出光イーハトーブトライアルのウェブサイトの「トライアル掲示板」に感想の書き込みをお願いします。「春・秋トライアル」のページに保存されますので、良い思いでになりますよ。
ネ   リ
順位 氏名 0 1 2 3 4 5 合計
1 浅水 文雄 14 3 0 1 0 0 6
2 小林 一則 13 3 0 1 0 1 11
3 武田 康 12 5 1 0 0 1 12
4 宮本 和雄 15 0 1 0 0 2 12
5 丸山 靖 13 3 0 0 0 2 13
6 伊藤 義博 11 3 3 0 0 1 14
7 大坪 伸至 13 2 0 1 0 2 15
8 国安 健太 14 1 0 0 1 2 15
9 関 英夫 12 1 2 1 1 1 17
10 道野畑 文男 13 1 0 1 1 2 18
11 高柳 清良 12 2 0 0 1 3 21
12 佐々木 和生 10 3 0 1 2 2 24
13 菊地 潤 10 1 2 0 1 4 29
14 前城 七重 8 2 2 0 0 6 36
15 丹川 まり子 8 2 0 2 2 4 36
16 横山 豊 6 3 1 3 2 3 37
ブ ド リ
順位 氏名 0 1 2 3 4 5 合計
1 古山 誠一 11 2 1 1 2 1 20
2 丹川 健司 9 2 2 1 1 3 28
3 鈴木博喜 8 3 1 2 1 3 30
4 矢部 昇 8 2 2 0 2 4 34
5 齋藤 文誉 6 4 1 0 1 6 40
6 林 武彦 3 5 2 1 4 3 43
7 若林 恭一郎 5 3 1 1 4 4 44
8 山口 健一 4 3 3 0 0 7 44
9 石山 洋治 4 2 0 2 5 5 53
10 中村 岳史 2 2 5 0 2 7 55
11 佐藤 一博 2 1 3 0 4 8 63
12 岩館 敦美 4 1 0 0 3 11 68
※同点の場合はクリーンの多い方が上位。それも同じ場合は1点で比較。以後同様に2点、3点と比較し、点数がすべて同じ場合は年齢の高い方が上位。
※セクションをエスケープ(不走)の場合は10点となります。
※DNSは未出走です。
●●●●●● 春トラ参加者の感想 ●●●●●●
春トライアル、楽しく無事終了! 投稿者:萬爺  投稿日:5/4(水) 21:59:39
きょうも良い天気に恵まれ、春トライアルは28名の参加で楽しく無事に終了しました。
雪解け直後の岩手北部は、まだ山桜も開花しておらず、山の上には雪が残っています。そんなひんやりと清々しい景色の中に展開する約35キロ、18セクションの春トライアルは、まさにツーリングトライアルの醍醐味たっぷりでした。
写真後ろに見える山が奥中山高原スキー場のある西岳。
投稿者:萬爺 投稿日:5/4(水) 22:21:19
上家山(かみいえやま⇒わかりやすく地主さんの名前を通称にしているだけ)の入り口セクションは、雪解け水のぬかるみと、その下に潜む岩がトライアルの面白さを教えてくれました。
投稿者:萬爺 投稿日:5/4(水) 22:23:57
上のほうに行くと、ご覧のようなガレ場セクションもあります。
山の頂上が岩だらけなのを見てもわかるように、ここはそもそも岩山に土が積もった場所なので、まさにトライアル向きです。
投稿者:萬爺 投稿日:5/4(水) 22:27:48
ここは、別の場所、切り株山です。
名前の由来どおり、切り株だらけ。
それもうまい具合に配置されているので、マーカーをつけるだけですぐにセクションができてしまうという便利さを誇ります(笑)
クリーンを狙うと5点になるパターンが続々見られる難所です。
でも、難しいけど危なくないところがイーハトーブトライアルらしさです。
投稿者:萬爺 投稿日:5/4(水) 22:30:19
ここはかずみ山。まだ使い始めたばかりなので、そのうち岩があちこちから顔を出すはずです。
どんどん良くなるセクションって楽しみですね。
景色が良い分、風当たりが強い場所です。
投稿者:萬爺 投稿日:5/4(水) 22:43:57
奥中山高原の林間セクションは、各種ターンのバランスが試される基本セクションですが、多くのライダーを困らせていました(笑)なにしろ、ちょっとよろめくと立ち木に行く手を阻まれてしまうからです。
きょうはドライでグリップも良かったのですが、これが雨だととんでもなく難しくなります。
…というわけで、いろんなタイプのセクションが次々とライダーの腕を試してくるという、まさにトライアルの楽しみがギッシリの春(秋も)トライアル、次回はアナタもぜひおいでください。
今回参加のみなさん、おつかれさまでした。
感想など、ここに投稿しておいてください。
リザルトは近日中に春・秋トライアルのページにアップします。
なお、参加賞の記念写真発送は約2週間後です。
お楽しみに!
春トラ勉強になりました! 投稿者:想心  投稿日:5/7(土) 20:11:37
春トラでは、ブドリに挑戦させていただきました。
一週間前に集中して練習はしましたが、想ったような走りはできませんでしたし、下見の時点でマーカーを見落としたりと技術、メンタル両方で勉強させていただきました。未だに失敗したセクションが頭に浮かんできて、悔んでいます。
万澤会長に、練習不足とズバリ指摘された時は、「しまった」と思いましたが、これからは少しずつでも練習時間を増やして、5点を取らないようにしたいと思います。
夏まで時間がない・・・。
投稿者:萬爺 投稿日:5/7(土) 22:10:28
想心さん、ブドリに初挑戦、その心意気や良しです。
でもトライアルはいっぺんにうまくなることはないので、今回のようにうまく行かなかった経験も、それをつぎに活かすならむしろ必要なのです。
ハッキリ言って今回のブドリセクションはいまの想心さんのテクニックでは半分ぐらいしかクリーンできないかも知れません。
でも、それは基本的なテクニックをおさらいするだけで9割ぐらいクリーンできるようになります。ただし、もうちょっと落ち着いて注意深く走ればという前提つきですが…(笑)
まずはこの写真を見てみましょう。セクションに入って青マーカーのあたりで少し右に(写真左方向)に向きを変えるところです。腰の位置がマシンの内側にあるのが大間違いですね(笑)
投稿者:萬爺 投稿日:5/7(土) 22:17:20
その結果、バランスがとりきれなくて右足が出てしまいます。
ここはある程度スピードが必要なので、足は出さないで行きたいところです。
はじめから、「青マーカーで右ターン、乾いた土に前輪が届くあたりで左ターン」というふうに、曲がるポイントを決めておき、速度を落とさないでラインをキープできればクリーン…というわけです。
ここを十分な速度で来なかった人は例外なく出口手前の丸太を乗り越えられませんでした。
いやー、トライアルっていろんなことがすべてうまく行ってはじめてクリーンなんですね(笑)
では、また次回、ぜひスクールにもおいでください。想心さんは今が伸び盛りですから。
ありがとうございます! 投稿者:想心  投稿日:5/7(土) 22:23:53
早速のご指摘ありがとうございます。
当方、個人的な練習がほとんどで手探りで練習をして参りました。こういった指摘を頂けるととてもありがたいです。
再度、ターンでの荷重やポジションに気をつけながら練習をしていきたいと思います。夏までに頑張ります!!
投稿者:萬爺 投稿日:5/7(土) 22:45:55
おやおや、書き込み直後に反応があるとはうれしいですね。
想心さんはいつもターンのときに「腰は外」という基本ができていないのです。それがこのような「オフキャンバーターン」が苦手な理由でもあるのです。腰がしっかり外に出ていると、リアタイヤがもっとグリップします。
一人で練習するなら、「どの位置で停止できる8の字練習」ってのがいいですよ。エンジンをかけられない場所でも、スタンディングしながら左右に切り返す練習をすれば同じ効果が得られます。
練習のポイントはハンドルを45度握り(わかりますよね?)して、ハンドル、肩、腰がいつも同じ方向を向くようにするのです。右ならすべて右を向き、左ならすべてが左を向く…そのとき、左ターンなら右ひざだけが前に出るかたちになれば良いのです。このフォームなら自然と腰が外に出るので、どの位置でも静止が可能、つまりバランスが取れているわけです。
では、次回、成果を見せてください(笑)
春トラありがとうございました 投稿者:銀トラ&ナナ 投稿日:5/23(月)19:36:20
GWでの春トラとスクールの際は、万澤会長はじめ実行団の皆様には大変お世話になり、ありがとうございましたm(__)m
初めての参加でドキドキしていましたが、皆様の温かいご指導と、岩手の素晴らしい風景及び環境に癒されながら、楽しいながらも有意義な二日間を送ることができました。
これからも出来るだけ多くのイーハトーブの大会に参加をしていきたいと思っておりますが、春の春トラ&スクールは、私たちの年間行事予定の一つとして確実に参加をすることにさせていただきたいと思っております。
スクール後の夜は、とても素敵なライダーの方々との出会いもあり、楽しい一時を共有できたことは、何よりも最高の思い出となりました。     今後ともよろしくお願いいたします。
投稿者:萬爺 投稿日:5/25(水) 06:45:59
銀トラ&ナナさん、遠路はるばるの参加、ありがとうございました。
お二人にとって有意義で楽しい春トラ&スクールでなによりでした。
たまたまというのは恐ろしいもので、この写真を見る限りナナさんは
百戦錬磨のエキスパートに見えますよね(笑)
写真も連写で撮ればこのようにたまたま率がアップしてかっこいいショット
になるわけで…ま、トライアルも練習をいっぱいするとクリーン率もアップ。なんだかよくわかんない話ですけど、またお出でください(笑)
そうそう、春トラ参加のみなさん、写真がきのう出来てきましたので、明日までには発送を終える予定です。お楽しみに!
春トラありがとうございました 投稿者:体が古いライダー 投稿日:5/30(月) 19:44:48
ゼッケン39の者です。確か10回大会から参加していまして、たぶん18、9回くらいお世話になっていると思います。最初の参加が今は亡き岡田多加秀さんと一緒の組になり、七時雨山荘では藤波パパが「息子を世界チャンピオンにするから・・・」というお話を聞いたり、といろいろ思い出します。
 風景に、水の清らかさに、山の子供達に感動して、それからは私の年中行事になりました。ただ、数年前から(私教員です)夏休みの後半にも出勤になり5年くらい出られなくなりましたが。 昨年エントリーしていたのですが、父が危篤にのりまたまた出られませんでした。 
 で今回は定年にもなりまして初めて春トラに出させて頂きました。
今まで夏の最高が15位でしたが、今回は自分でもびっくりの1位になり万澤会長から嬉しいお褒めの言葉の数々頂きまして最高の気分を味わえました。ありがとうございました。この年で関東戦NBクラスに出ていますが、ポイントすら取れず「もう駄目かな」と思っていたところでしたので。
 春トラも良いですね。前日の集合場所の向かいの温泉も良かったですし、のんびりとしたトライアルも私にはぴったりでした。 
 掲示板で実行団の方々のご苦労を知りました。この時期から動いているのですね。これからはコースを走るときはそんなことを考えながら走りたいと思います。
 長々と書きましたが、本当にありがとうございました。
投稿者:萬爺 投稿日:5/31(火) 08:17:02
嬉しい投稿、ありがとうございました。
そうだったんですか。人生にはいろんなことがありますが、春トラ優勝がグッドタイミングで励みになって本当に良かった…自分のことのように嬉しいです。
いつも言っていることですが、私たちがイーハトーブトライアル開催で意識していることは「ヘルメットをかぶらないで楽しんでいた良き時代のトライアル」というレベル設定を外れないことなのです。
言い換えれば「長続きするトライアル」をお互いに続けましょうということです。ノーストップルールにしているのもそのためなのです。
ともかく、「体が古いライダーさん」の長いトライアル人生の中で、イーハトーブトライアルを高く評価してもらったことは実行団員全員の喜びです。
ありがとうございました。ぜひまた来てください。お待ちしています。